デン爺
最終回に焦点を絞って、終わり方が良かった漫画を10作品取り上げ、おすすめ順にランキング形式で紹介していきます。
最終回が良い漫画は、基本的に名作であったり、話題作であったものが多いので、まだ読んだことがない。という作品があったらぜひ読んでみてください。
第10位 寄宿学校のジュリエット
寄宿学園のジュリエットは原作・金田陽一で、月刊少年マガジン・週刊少年マガジンにて2015年8月号から2019年40号まで連載されました。
全15巻で全119話です。
また、2018年10月にはアニメ化もされ、全12話が放送されました。
寄宿学校、ダリア学園。敵対する2つの国の生徒が通う、この名門校に、許されぬ恋に悩む学生がいた。東和国寮の1年生リーダー“犬塚露壬雄”。彼の想い人は、宿敵・ウエスト公国寮の1年生リーダー“ジュリエット・ペルシア”。すべては、犬塚の命がけの告白からはじまった!! 絶対にバレちゃいけない恋物語、開幕!
(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)
その後を描いてえいるものの…
寄宿学校のジュリエットの最終回は、その後&全員集合のパターンです。しかし、全員を登場させる仕方に他のこのようなパターンの漫画にはない上手さを感じました。一つの流れで、つながりを持って出てくるので非常に読んでいて面白かったです。このような、終わり方はその後・全員集合を描いた作品の中ではダントツの良さを感じました。
第9位 ヤンキー君とメガネちゃん
「ヤンキー君とメガネちゃん」は増刊マガジンワンダーで読み切りとして登場し、その後週刊少年マガジンで連載された吉河美希の作品です。
連載期間は2006年46号から2011年25号までで、全23巻全211話が発売されています。
また、2017年には2巻分を1冊にまとめた新装版が全12巻発売されました。
2010年4月からはTBSでドラマが放送され、主演は成宮寛貴、ヒロインは仲里依紗が努めました。
学校一の問題児・品川大地(しながわ・だいち)にある日、声をかけてきたのは同じクラスの学級委員長・足立花(あだち・はな)。一見、メガネをかけた真面目そうな花だが、実はこの娘、とんでもなくケンカが強く、びっくりするほどバカだった!!学級委員長として奮闘する元ヤンキー娘・花と、それに振り回される現・ヤンキー品川の学園タンデムコメディ!!
(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)
第1話の初対面のシーンが再現
この作品のラストは、足立さんがいなくなって再会するために殿大に進んだ品川くんの数年後が描かれています。正直、振り返り感は否めないのですが、その二人が再会するのが、第1話の出会いのシーンを再現する形になっているので、この展開に持っていくのは上手いなと思いました。
「ヤンキー君とメガネちゃん」についてもっと知りたいと思った人には、こんな記事も存在します。ぜひ参考にしてみてください。
第8位 神様の言うとおり弐
神様の言うとおり弐は203年7号から2017年4・5合併号まで週刊少年マガジンにて連載されました。
原作は金城宗幸で、作画は藤村緋二です。
全21巻が発売されいて、前作の「神様の言うとおり」の続きとして連載がスタートしました。
作品全体としては、2014年に福士蒼汰主演で実写映画が公開され、2015年にDVDが発売されました。
「生きる。」それだけがルール。ありきたりの日常が、「だるま」の出現で儚くも崩れ去る。それでも生きろ。生きてみせろ。死にたくなったことのある全ての人に贈る、「生」の物語!――別冊少年マガジンの超人気カタストロフィ・サスペンスが週刊少年マガジンに移籍し、完全新作新連載!第壱部『神さまの言うとおり』の同日・同時刻に始まる世界中で起こる“試練”!
(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)
最終回のラストに衝撃の展開!
最終回直前に、明石が死んでしまって丑三が神様となるのですが、明石が死んでしまった絶望の中で丑三が選んだ選択が衝撃です。今まで読んだ漫画では、その後が描かれているものが多いのですが、この漫画はまさかの「振り出しに戻る」形で作品が終わります。この終わり方は読者にとって新たな展開が期待できますし、連載がみたいと思わせる程のラストページでした。
第7位 orange
「orange」は別冊マーガレット、月刊アクションで2012年4月号から2015年10月号まで連載された高野苺の作品です。
本編が全5巻・全22話発売されているのに加えて、番外編が2016年4月号から連載がされ、全1巻が発売されています。
また、アニメ化・映画化もされていて、アニメは2016年夏クールとして全13話。
そして、映画は土屋太鳳・山崎賢人主演で2015年12月に公開されました。
このマンガがすごい!オトコ編ベスト20で第15位に、全国書店員が選んだおすすめコミック2015で第5位、2016では第6位に、これから売れて欲しいマンガ部門で第12位にそれぞれランクインし、完結時点で累計発行部数が470万部を超えている大ヒット漫画です。
現役高校生でデビューを果たし、10年間女子中高生から絶大な人気を得続けている高野苺の本格SFストーリー。少女漫画ファンのみならず幅広い男性・女性漫画読みからも絶賛の声多数!!第一巻は、集英社版1巻に加え、単行本未収録の読み切り作品が1話掲載される。高校二年生の菜穂に届いた未来からの手紙。そこには未来の自分の後悔がつづられていた。はたして菜穂は手紙を読み「後悔しない未来」を作ることができるのか?切ない思いが交錯するタイムパラドックスラブストーリー。
(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)
最終回が山場に!
この漫画は、翔がなぜ死んでしまったのか、そして翔を救うことができるのかということに向って描かれています。そして、その結末が最終話に来ます。そのため最終話がものすごく濃い内容となっています。そして、その結末とその理由に感動で涙が止まらなくなります。
また「orange」についてもっと知りたいと思った方はこのような記事も存在しますので、ぜひ参考にしてみてください。
第6位 銀魂
「銀魂」は週刊少年ジャンプ、ジャンプGIGA、銀魂公式アプリで2004年2号から2019年6月20日更新分まで約15年に渡って連載された名作です。
全77巻全704話が発売されていて、単行本の累計発行部数は5500万部を超えています。
最終回直前の「終わる終わる詐欺」も話題となりました。
アニメ化・アニメ映画化・実写映画化もされていて、第1期が2006年4月から2010年3月までの全201話。第2期が2011年4月から2013年3月までの全64話。第3期が2015年4月から2016年3月までの全51話。そして、第4期が2017年1月から2018年10月までの全51話が放送ました。
また、アニメ映画化は、「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」が2010年4月に、そして「劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ」が2013年7月に公開されました。
そして、実写映画化は小栗旬主演で1作目が2017年に、2作目が2018年に公開され大変話題となりました。
江戸では、突如宙から舞い降りた異人「天人」の台頭と廃刀令により侍が衰退の一途をたどっていた。しかし一人、侍の魂を堅持する男が…。その名は坂田銀時。甘党&無鉄砲なこの男が、腐った江戸を一刀両断…するかも!?
(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)
「銀魂」のすべてがここにある!
銀魂のラストは、銀魂の特徴であると言っても良い「シリアス」と「ふざけ」が両方楽しめます。前半部分は、松陽先生と万事屋が力を合わせて江戸を救う場面が、そして後半部分はボケまくりの展開となっています。アプリ連載であったため、ページ数度外視の最終回にできたからこそ、長年連載をしている中で築き上げてきたスタイルが詰まったラストとなっていました。
また、「銀魂」についてはこんな記事も存在します。ぜひ、ご覧ください。
意外と知らない!?「銀魂」主要キャラの登場順。神楽の前に登場する意外な人物とは
第5位 忍びの国
忍びの国の原作は和田竜の小説ですが、
2009年6月号~2011年3月号まで月刊少年サンデーで坂ノ睦によって、コミカライズされ全5巻が発売されています。
また、2017年には嵐の大野智主演で映画化もされている作品です。
天正4(1576)年、戦国期。小国ながら大名どころか盟主すらいない伊賀国は、66もの地侍の小競り合いが絶えない。そんな地侍のひとつ・下山家の砦に、あるとき別の地侍・百地家の軍勢が攻め込んできた。そして、しばらく互角の戦が続いていたが、百地家のたった1人の忍びによって城門を破られてしまう。下山家の長男・平兵衛は、無駄な戦で血が流されることに、ずっと心を痛めていたが…
(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)
心に後を引く結末!
忍びの国ですが、原作の小説ではいまいち伝わりにくかった、無門をはじめとする忍びたちの戦闘の速さなどが見事に表現された作品となっています。そして、なんといってもこの作品最大の特徴がその結末で、ここは小説らしいというか読者にとってとても後を引く終わり方をしていました。実際、読み終わってもずっと残っているのは良い最終回ではないでしょうか。
第4位 ハチミツとクローバー
「ハチミツとクローバー」は羽海野チカが原作で、2000年6月号から2006年9月号までCUTiEcomicからヤングユー、そしてコーラスで連載がされました。
全10巻全64話が発売されていて、第27回講談社漫画賞少女部門(2003年)やこのマンガがすごい!オンナ編1位(2006、2007年)にも選ばれた作品です。
また、アニメ化とドラマ化もされていて、アニメは1期が2005年春・夏クールで、そして2期が2006年夏クールで全36話が放送されました。
ドラマは成海瑠子、生田斗真主演でフジテレビで2008年1月から3月まで、全11話が放送されました。
その後、2006年に実写映画化もされ、累計発行部数が最終巻時点で800万部を突破した、大ヒット漫画です。
6畳+台所3畳フロなしというアパートで貧乏ながら、結構楽しい生活を送る美大生・森田、真山、竹本の3人。そんな彼らが、少女のように小さく可憐な女の子・花本はぐみと出会い…!?
(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)
それぞれの決断から別れへ
この作品は、後半になっていからそれぞれが今後の進路や人生について悩んで行きますが、最終回では、交差する形でそれぞれの決断に向かっていくというエンディングを迎えています。また、登場人物があえて絞れられいるからこそ、それぞれの感情などが繊細に描かれていて非常に読み応えのある作品となっています。
第3位 鬼滅の刃
「鬼滅の刃」は2016年11号~2020年24号まで連載され、アニメ化に加えて“無限列車編”が映画化など多数メディア化がされ、特にアニメ放送以降は社会現象となった作品です。
原作は吾峠呼世晴で、全23巻・全205話が発売されています。
単行本の売り上げは凄ましく、20巻発売時点でシリーズの累計発行部数は6500万部を突破していました。
時は大正時代。炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変する。唯一生き残ったものの、鬼に変貌した妹・禰豆子を元に戻すため、また家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!! 血風剣戟冒険譚、開幕!!
(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)
秘められた真相!
この作品の最終回は、今までの大正時代を舞台とするのではなくこの回だけ、現代が舞台となっていました。内容としては、一見すると主人公たち登場人物の後裔たちが、ただ学校に登校するといった今までの命を懸けた戦いとはかけ離れたありふれたものとなっていました。そのため、最終回がいらなかったのでは。といった意見もありました。しかし、そこにある真相が込められていて、後裔たちの関係性から、主人公たちがその後どうなったのか。という事が想像できるものとなっていました。あえて直接描き固定させるのではなく、読者の想像に任せ幅を持たせる上手い最終回となっていました。
第2位 ハヤテのごとく!
「ハヤテのごとく!」は畑健二郎の作品です。
2004年45号〜2017年20号まで週刊少年サンデーで連載され、全52巻・全568話にのぼり、アメリカをはじめとする全13カ国に翻訳出版がされています。
その他にも、自身が原作をつとめた別冊が1巻。ガガガ文庫から発売された小説が3巻。そして、4期に渡ってアニメ化もされています。
また、6本のドラマCDに加えKONAMIからDSやPlayStationのゲームソフトが発売されるなど、多数メディア化がされている作品です。
親の作った多額の借金を背負う主人公・綾崎ハヤテ。誘拐するつもりで声を掛けた大富豪のお嬢さま・三千院ナギに、愛の告白をされたとカン違いされ、あれよあれよという間に三千院家の執事に! 愛と流血の執事ライフコメディー、ついに単行本化!!
(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)
ラストのカラーページがアツい!
ハヤテのごとく!は最終回に加えてその前の会から激アツです。今まで他人に頼って生きてきたナギの自立とハヤテとの別れが描かれています。そして、トドメに来るのがラスト4ページのカラーです。今までずっと読んできた者にとってはラストでカラーを持ってくるのはぐっときますし、上手い演出であると思います。また、アフターストーリーとしてマリアさんが登場するのですが、思わせぶりなことを言わせることで、その後やマリアさんの正体を謎のままにし、読者に考えさせるあと引きは印象に残っています。
ハヤテのごとく!に加えて、この作品の作者である畑健二郎(現在、サンデーで「トニカクカワイイ」を連載中!)の作品についてもっと知りたいと思った人は、こちらをご覧ください。
第1位 イエスタデイをうたって
「イエスタデイをうたって」はビジネスジャンプ、グランドジャンプにて途中多くの休載期間をはさみながら1998年1号から2015年13号まで連載をした冬目景の作品です。
途中で長い期間を休載を多く挟んでいたため、全11巻全112話しか発売がされていませんが、完結から4年たった2019年4月にアニメ化が発表されました。
設定としては、主人公を中心にヒロインや、周りの人間を巻き込みながら恋愛や生活などの夢に向かって一進一退を繰り返しながら、少しずつ自分を探し求める、日常をテーマとした人間ドラマです。
大学卒業後、コンビニでバイトをする魚住。そんな彼の前に、ある日カラスを連れた少女・ハルが現れた…。「49%後ろ向きで、51%前向きで…」へそ曲がりだけれども正直な彼らの心は、舞い落ちる桜のようにゆらゆら揺れて…。
(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)
最終回にメインの2人が登場しない。
この作品のすごいところは、最終回にメインの2人が登場しないということです。最終回直前の話で、2人は長らく疎遠になっていた中、再開しますがその後、どうなったかは最終回にあるサブキャラ達の会話かや行動から読者に想像させるという斬新なものです。
しかし、こうすることによって、この作品の特徴を捉えていて最後まで雰囲気にあった、素晴らしい終わり方であったと言えるでしょう。
イエスタデイをうたってをもっと詳しく知りたいと思った方は、このような記事も存在します。ぜひ参考にしてみてください。