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【感想】「夜桜四重奏」ってどんな漫画?

デン爺

今回は、「デュラララ」や「ダンまち」のイラストで知られるヤスダスズヒトの連載作「夜桜四重奏」について紹介したいと思います。

非常に物語が作りこんであって、面白いので、気になった方はぜひ読んでみてください。

ちなみに、この作品はタイトルに‘‘四重奏‘‘とついていたり、表紙に楽器を持ったキャラがイラストされていますが、音楽漫画ではありません。

この四重奏は、メインとなる4人のキャラが織り成す物語。を意味しているみたいです。

※今回の記事では、ネタバレは防ぐので安心してください。

はじめに

はじめに、「夜桜四重奏」の基本的な情報を紹介したいと思います。

概要

正式名称;夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~

ジャンル;アクション・コメディ・ファンタジー

作者;ヤスダスズヒト
(他作品;ブーツレグ)
ヤスダスズヒト新連載!【ブーツレグ】ってどんな漫画?

掲載誌;月刊少年シリウス

発表号;2006年3月号~

巻数;既刊25巻(2019年12月時点)

アニメ化


(引用;http://yozakura-anime.jp/)

「夜桜カルテット ~ヨザクラカルテット~」は2008年秋クールに全12話でアニメ化がされています。

また、2013年秋クールには、第2期として「夜桜カルテット ~ハナノウタ~」が全13話放送されました。

そして、OVAとして「夜桜カルテット ~ホシノウミ~」「夜桜四重奏 ~ツキニナク~」がそれぞれ3話ずつ制作されています。

ちなみに、2期と位置付けた「夜桜四重奏 ~ハナノウタ~」ですが、厳密には1期の続きではなく、イチからの仕切り直しとなっています。

しかし、どちらも原作をイチからアニメ化している構成となっていますが、物語の解釈や設定が違っています。それは、この「夜桜四重奏」の複雑かつ繊細な人物関係が影響しているのですが。

違いやどちらが原作に近いかは、こちらをご覧ください。↓↓↓↓
【夜桜四重奏】アニメの続きは何巻から?

設定・ストーリーを簡単に紹介

人間と妖怪が住む桜の町、桜新町。

妖怪とは、本来人間界とは異なる次元に住む者たちのこと。

そんな妖怪たちを元の次元に送り返す能力「調律(チューニング)」を比泉家の当主は代々受け継いでいた。

そして、その精度を上げるために立てられたのが、町をぐるっと囲む七本の桜の巨木「七郷」である。


(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)

「七郷」のおかげにより、「調律」の精度が高まったため、各地で迫害を受けていた妖怪たちは本来あるべき世界に戻るために桜新町を目指した。

中には、町の暮らしに慣れ、定住する者も現れる。

そうしていくうちに、いつしか賑わいが増したこの町は、人間と妖怪が共存する唯一の町となった。

そんな町で、突如として次々と起こる怪事件。


(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)

それに立ち向かう、龍の力を持つ町長・ヒメ。純粋な人間ながら比泉の当主で「調律」の能力を受け継いだ・秋名。サトリの力を持つ・アオ。そして、言霊使いで「半妖」の・ことは。の4人を中心として、

そのほか個性の豊かな町の住民が、平和を守るために織り成す物語。

感想とおすすめポイント

ここからは、「夜桜四重奏」を読んだ感想とおすすめポイントを紹介したいと思います。

キャラクター

まず、おすすめポイントとして挙げられるのが、「キャラクター」です。

「夜桜四重奏」は人間をはじめとして、本当に様々な特性や性格を持ったキャラクターが多く登場します。

主要となるキャラクターだけでも20人近く登場するのではないでしょうか。

そして、そのキャラクター達は自分の特性を生かして、町の平和をそれぞれに守っていたり、時には協力したり。

また、性格に従って行動しているので、とても生き生きと行動しています。

なので、主要キャラだけでも20人近くはいるのでは。と言いましたが、「わからなくならないか?」「難しそう」と構えなくても、全然大丈夫です。

では、なぜこんなにも主要となるキャラクターがいるのか。

それは、この作品の特徴として、敵やヒメたちと対立する立場で現れたでキャラクター達が仲間になっていく。というものがあるからです。


(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)

ネタバレになるので、あまり詳しくは言えませんが、

そこの部分に非常に「夜桜四重奏」は、複雑かつ繊細な人物関係が描かれている。と、評価した所以があります。

そのことから、出てくるすべてのキャラクターに、それぞれ焦点を当てた話が描かれています。

そして、それは一見バラバラにあるように見えて微妙につながっているんですね。


(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)

だから、それに注目すると、キャラクター同士の“関係“にも深みが増しますし、より一層面白くなります。

また、この作品は、バトルシーンでキャラクター達が感情を爆発させている場面ももちろんですが、

それだけでなく、ほのぼのシーンも満載で、そうした部分で見えるそれぞれのしぐさや表情がたまらないです。

伏線

そして、この作品のもう一つのおすすめポイントは「伏線の張り方」です。


(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)

先に、「夜桜四重奏」は非常に物語が作りこんであって面白い。と評価したのですが、その所以がここにあります。

が、その前に、「夜桜四重奏」は前に少し言った通り、バトルなど物語の根幹にかかわるシリアスな場面と、普通の日常のほのぼのな場面があります。


(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)

そして、それはどちらが多すぎとか、どちらに偏っているというわけではなく、いいバランスで描かれています。

どちらかに偏っていると、物語が一辺倒になったり、なかなか根幹の部分が進んでくれない。ということになりかねないですから。

そこも、おすすめポイントの一つと言えるでしょう。

が、私が最も伝えたいおすすめポイントは、その日常のほのぼのなシーンに伏線が張ってあることです。

一見、普通の日常に見えるそうした場面に、気づかないように、さも何でもないことのように、伏線として描かれている場面があって。


(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)

そして、それをのちの物語の根幹に関わる場面やシリアスシーンなどで気づいたときには、本当にびっくりします。

しかも、それは1コ2コではなくて、結構あります。

なので、どこを切り取っても楽しめる作品となっています。

欠点が。

ここまで良い点ばかりを挙げてきたので、ダメな部分も挙げておきます。

言っても、些細なことなんですが。

この作品は、キャラクターの関係性や性格・特徴。そして、伏線がおすすめポイントと言いました。

しかし、これはすべて、しばらくしないと出てこない味なんですね。

だから、実は1巻・2巻だけを読んだ人からは不評だったりします。


(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)

面白くない。ということはないんですが、惜しいですね。

3巻あたりからこれらのおすすめポイントが出てきて面白さが増してくるんですけどね。

なので、この作品は“読み進めるたびに魅力が増してくる作品“です。ということを頭に入れておいてください...

まとめ

以上が、「夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~」の感想とおすすめポイントになります。

ま、とにかく一回読んでみてほしい!ということですね(笑)??

まとめは、薄くなってしまいましたが、「夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~」は本当におすすめできる作品です。

気になった方はぜひ読んでください!