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サッカー経験者が面白いと思った!サッカー漫画おすすめ10選!

デン爺

今回は、サッカー経験者である私が、サッカーをやっていたからこそ、サッカーをよく知っているからこそ楽しめる。面白いと思ったサッカー漫画をランキング形式で、10作品紹介したいと思います。

これらの作品は、もちろんサッカーをしていなかった人や、あまり知らない人でも十分楽しめる作品ではあります。

ぜひ参考にしてみてください。

はじめに

はじめに、サッカーをしていた者とそうでない者が面白いと思う、サッカーを題材にした漫画は違うということにお気づきでしょうか?

例えば、両者で好き嫌いが大きく分かれるのが「イナズマイレブン」です。

この作品は、シュートやディフェンス様々な場面で必殺技が登場します。

これらは、すべて人間業でできるものではなく「現実性」がありません。

もちろん、これが「イナズマイレブン」の魅力であり、世間で人気がある強さでもあります。

しかし、こういった「現実性」が欠如しているもの。人間味が欠けているものというのは、サッカーをよく知っているものは好みとしません。(もちろんこれが全てに当てはまるわけではありません)

そして、これに代表されるのが「キャプテン翼」です。

この作品は、世界中で大人気の作品であります。

しかし、この作品はみなさんもご存知の通り、「現実味」が欠如している作品です。

そのため、経験者であまり好きなものはおらず(あくまで統計上ですが)、それを裏付けるように、漫画を紹介するにあたってのキャッチコピーやインパクトを引きつけるための文でも、他の作品には「Jリーガー絶賛」であったり、「現役サッカー選手が〇〇」といった文言が書かれていますが、「キャプテン翼」にはそれといったものが一つもありません。

このことから、実際に好みやジャンルが「現実性」というキーワードをもとに別れて来ます。

なので、今回は実際に経験者である私とアンケートの結果、サッカーをより知っている人でも楽しめる作品を紹介したいと思います。

おすすめ作品10選!

さて、ここからはサッカー漫画おすすめ作品10選をランキング形式で紹介していきたいと思います。

第10位 シュート!

シュート!の評価
面白さ
(4.0)
満足度
(3.5)
現実感
(3.5)
総合評価
(3.5)

 
「シュート!」は週刊少年マガジンにて1990年36号から1996年42号まで連載された大島司による作品です。
そしてこの作品は、4部構成で1部が「シュート!」全33巻。
2部が1996年44号から1997年42号まで連載された「シュート!〜蒼きめぐり逢い〜」全5巻。
3部が1997年48号から2000年11号まで連載され全12巻の「シュート!熱き挑戦〜」。
そして最後の4部が2000年15号から2003年24号まで連載された「シュート!〜新たなる伝説〜」全16巻となっています。
また、1993年の秋クールでアニメ化もされていて、さらには1994年に、SMAPが主演で実写映画化。
そして同年の冬にはアニメ映画化もされている大島司の一番のヒット作品です。

 
憧れの「背番号10」久保嘉晴(くぼ・よしはる)とプレイするために、新設のサッカー部がある掛川高校に入学した田仲俊彦(たなか・としひこ)=トシ。掛川西中では活躍していた田仲だが、入院中の久保にも会えず、雑用ばかりやらされる毎日にうんざりしていた。が、マネージャー遠藤一美(えんどう・かずみ)の策略で、2年生と試合をするはめに…。

(引用;ebookjapan.yahoo.co.jp)

ポイント

「シュート!」は高校サッカーを舞台とした作品で、いわいる昔のスポーツ漫画によく見られたガラは悪いが勝ち上がっていくというタイプの作風です。
面白いと思わせた部分はネタバレになりますが、トシの憧れの先輩であった久保くんが死んでしまうというところです。
久保くんの死は衝撃的なものがありましたし、それを乗り越えて勝ち上がっていく掛川の強さに面白さを感じました。
少し、現実的でない部分もありましたが、「アイコンタクト」の大切さやそれぞれのチームの戦術といった、知る人にしか分からない大切な部分が、試合の勝敗を分ける重要なキーワードとして描かれることが多かったのでこの作品を第10位として上げました。

第9位 GOLDEN★AGE

GOLDEN★AGEの評価
面白さ
(3.5)
満足度
(4.0)
現実感
(4.0)
総合評価
(3.5)

 「GOLDEN★AGE」は寒川一之の作品で、週刊少年サンデーで2006年21・22合併号から2009年2・3合併号まで連載され、その後クラブサンデーで2008年12月号から2009年8月号まで連載されました。
全15巻が発売されていて、現在(2019年シーズン)J1に所属する松本山雅FC(当時はJFL)やJ2に所属する東京ヴェルディといった現実のJリーグクラブが協力した作品でもあります。

 
羽田小波は、雑誌モデルもこなすかもめ中の1年生。ある日、彼女はナンパ目的の高校生6人にからまれるが、そこにタイミング良く同級生の唯、浦田、ナリアの3人が通りかかった。助けを求められた唯は、高校生たちがサッカー部員と分かると「ケンカじゃ勝てないけど、サッカーなら勝負できる」と強気の発言をする。実はサッカー部員ですらない唯たちだが、果たして勝負は…?

(引用;ebookjapan.yahoo.co.jp)

ポイント

「GOLDEN★AGE」はゴールデンエイジと呼ばれる子供の運動神経が著しく成長する時期を題材とした漫画で、作中では中学サッカーがメインとして描かれています。
唯の強さが圧倒的なところはありますが、ボール回しの仕方であったりシュートやディフェンスの仕方であったりと中学生サッカーに当てはまっている練習や試合風景が描かれていて、懐かしさを感じる人も多いのではないかと思います。
「GOLDEN★AGE」おすすめのポイントとしては、中学校における初心者たちのがむしゃらなプレーに焦点が当てられているといった一方で、その年代のユースやトレセンも作中に登場し、その中での高度なプレーなどが各話が変わるごとに描かれているので、単調にならず飽きないので面白いと思えたところです。

第8位 振り向くな君は

振り向くな君はの評価
面白さ
(4.0)
満足度
(4.0)
現実感
(3.5)
総合評価
(4.0)

「振り向くな君は」は現在(2019年8月21日)、週刊少年マガジンで「DAYS」を連載中の安田剛士の作品で、全4巻が発売されています。
連載は、2011年第1号から第33号まで週刊少年マガジンで連載され、また2019年には新装版として上下巻が発売されています。

 
ぜんそく持ちの少年・成神蹴治(なるかみ・しゅうじ)は、父・龍(りゅう)が創った桜木(さくらぎ)高校サッカー部でプレーするのが夢だ。桜木高校入学式の前日、蹴治は北海道からやって来た少年・犬童(いんどう)かおるに出会う。二人は、訪れた桜木高校の練習試合で急きょ、後半戦から出場することに。成神蹴治と犬童かおる。2人のサッカーの天才は、都立桜木高校で出会った。あらゆる常識を覆す運命のコンビは、笑い、涙し、ともに道を歩き続ける。3年間にわたる弱小サッカー部の奇跡が、蹴治とかおるがピッチに立った時、ここからはじまる――!

(引用;ebookjapan.yahoo.co.jp)

ポイント

「振り向くな君は」のおすすめポイントとしては、この作品が今話題の「DAYS」に繋がっていくというところ。
この作品は「DAYS」が有名であるためによく、サイドストーリー的な扱いがされることがありますが、同じ作者が「DAYS」よりも前に描いた作品です。
しかも最後まで描かれておらず、それが「DAYS」で明らかとなっていくので、これを読んでおくと、より一層楽しめる作品となっています。
また、内容の面では多少大げさな表現が含まれていますが、一歩目の大事さやドリブル。
そして体の使い方をキーワードとした主人公の成神の特徴は経験者には理解を得、楽しませてくれる内容となっています。

第7位 1/11(ジュウイチブンノイチ)

1/11(ジュウイチブンノイチ)の評価
面白さ
(4.0)
満足度
(4.0)
現実感
(4.0)
総合評価
(4.0)

 

「1/11 じゅういちぶんのいち」は高橋尚儁の作品でジャンプSQ.19の2010年創刊号から2011年冬号。
その後ジャンプSQ.に移籍し、2012年2月号から2012年12号まで連載されています。そして、第二部が2013年5月号から2014年7月号まで連載され、全9巻が発売されています。
また、小説「1/11 じゅういちぶんのいち 行く春」が1冊発売されています。
さらに、安藤ソラの高校時代の話は監督・片岡翔、主演・池岡亮介で2014年に映画化もされています。

安藤ソラは自分の才能に限界を感じたことから、中学卒業と共にサッカーを辞め、高校は勉強に専念するつもりでいまいた。
そんな彼の前に女子日本代表の若宮四季が突然現れます。
彼女はソラにさまざまなアドバイスを残し、サッカー部の引退試合で躍動する彼の姿を見届け去っていきました。
しかし、引退試合からの帰宅後、ソラは、四季の死と彼女の過去にまつわる衝撃の事実を知ります。
そして、ソラは四季の残した思いを胸にサッカー再びすることを決意します。

ポイント

この作品の特徴は、安藤ソラの小学校から、高校、そしてプロになって引退するまでのサッカー人生が描かれています。
しかし、物語の主人公は安藤ソラではなくソラという一人のサッカー人生にかかわった様々な人達が主人公となって描かれという珍しい展開です。
一つ一つの話が独立していますが、軸にはソラがいて、脇役にだったり、重要人物だったり、はたまた赤の他人として登場し、主人公や周りに影響を与えていきます。
そこが、この作品の面白い部分です。
そして、この作品はサッカー面にをいては、技術というよりもどちらかというと取り組む気持ちに焦点を当てた漫画です。
その時ごとに当てはまった、悩みや感情が繊細に描かれている漫画であるので、多くの世代の人が共感できる作品であると思います。

また、もっとこの作品について知りたいと思った方は、このような記事も存在しますのでこちらもご覧ください。

【感想】「1/11(じゅういちぶんのいち)」ってどんな漫画?

第6位 TIEMPO-ティエンポ-

TIEMPO-ティエンポ-の評価
面白さ
(4.0)
満足度
(4.0)
現実感
(4.0)
総合評価
(4.0)

 
「TIEMPO-ティエンポ-」は飯野大祐の作品で、週刊ヤングジャンプにて2018年36・37合併号から掲載され現在(2019年8月21日)も連載が続いています。
また、この時点で第4巻までが発売されていて、2019年次にくるマンガ大賞に選ばれている作品です。

 
中学生からサッカーを始め、充実した日々を送っていた瀬戸柚樹(せとゆずき)は持ち前の真面目さと、サッカーへの情熱を武器にメキメキと実力をつけていた。しかし、超狂犬FW・朝美圭右がサッカー部に中途入部すると、異常なほど気が弱い柚樹は、朝美に怒鳴られ続けることで、精神崩壊状態に。退部すら許されない事態に、柚樹が暴君から逃れるために手繰り寄せた、窮余の一策とは!? 泣き虫フットボリスタが奇跡を紡ぐ、高校サッカー物語(バトルアウト)、堂々開幕!

(引用;ebookjapan.yahoo.co.jp)

ポイント

「TIEMPO-ティエンポ-」は高校サッカーを舞台としている漫画で、サッカーのテーマとしてタイミングを取り上げています。
続きが金になる部分として、主人公の柚樹はもともと初心者でビビリだったのが、努力と分析を重ねて能力身につけ成長していくところです。
また、スルーパスを出すにあたっての、パスの強さ・質・回転数そしてタイミングと独特の表現で描かれているのがこの漫画の面白い部分であります。
そして、それらができるとサッカーが上手くなっている。面白くなるということを主人公が体感していくので、こちら側も一緒に盛り上がっ行けることがこの漫画のおすすめポイントとして挙げられると思います。
2019年次にくるマンガ大賞に選ばれているということだけあって、今後が楽しみな作品の一つです。

第5位 DAYS

DAYSの評価
面白さ
(4.5)
満足度
(4.0)
現実感
(4.5)
総合評価
(4.0)

 
「DAYS」は安田剛士の作品で、週刊少年マガジンにて2013年21・22合併号より現在(2019年8月21日)においても連載がされています。
そして、2019年8月時点で34巻が発売されていて、その他にも小説が3巻。アニメが2016年7月から12月まで全24話に渡って放送されるなど、マガジンを代表する作品となっています。

 
少年たちは全力で、笑い、泣き、走る!!心をジンジン刺激する!激熱サッカー漫画!!――何のとりえもない、特技もない。けれど人知れず、熱い心を秘めた少年・柄本(つかもと)つくし。孤独なサッカーの天才・風間陣(かざま・じん)。嵐の夜、交わるはずのないふたりが出会ったとき、高校サッカーに旋風を巻き起こす、灼熱、感動、奇跡の物語が幕を開ける!!

(引用;ebookjapan.yahoo.co.jp)

ポイント

「DAYS」の特徴は、走ることの大切さをキーワードとしているということ。
実際に現実でも走ることは重要で、さらに走ることによって生かされる戦術や戦っていく方法が作中でも取り入れられているので、読んでいて試合の場面では、生のサッカーを見ているような気持ちにさせてくれます。
そしてとても共感することができます。
また、この作品の特徴としてすべての登場人物、一人一人に特徴やエピソードがあります。
そしてそれは、裏主人公と言えるぐらい焦点が当てられているのでより一層、試合では気持ちが伝わってくるし、練習やそれ以外の普段の日常における話でも面白さが増して楽しむことができます。
高校サッカーのみを舞台としたサッカー漫画ではこれが一番面白い作品であると思いますし、高校を舞台としているからこその出来事や特徴が存分に生かされている作品であります。

第4位 BE BLUES!〜青になれ〜

BE BLUES!〜青になれ〜の評価
面白さ
(5.0)
満足度
(4.5)
現実感
(4.0)
総合評価
(4.5)

 
「BE BLUES!〜青になれ〜」は週刊少年サンデーにて2011年9号から連載され、現在(2019年8月21日)に至っても続いています。
2019年8月の時点で全36巻が発売されています。
また、1巻発売時にはジョン・カビラのナレーションによるテレビCMが流され、単行本の帯には2巻で川澄奈穂美、3巻・26巻で原口元気、4巻で香川真司、5巻で槙野智章、6巻で扇原貴宏、8巻で永井謙佑、10巻・23巻で高橋秀人、11巻で岡崎慎司、16巻で山口螢、23巻で森重真人、29巻では井手口陽介と現代の日本サッカーを代表するそうそうたるメンバーから各巻ごとに推薦文が寄せられていて、現役のプロサッカー選手からも好評を得ている作品であることがわかる。

 
天才――今まで何人の少年達が、そう呼ばれてきたことだろう。その多くは、過大なプレッシャーに押しつぶされ、いつのまにか輝きを失ってしまう…だが、こいつは違う。モノが違う。一条龍は、間違いなく本物だ。繊細なボールタッチ。圧倒的なテクニック。溢れるイマジネーション!チームを勝利に導くそのプレーは、ピッチの中で太陽のように輝く!その少年を目撃した人々は夢見た。遠くない未来に、彼が青いユニフォームを着ていることを。幼なじみの双子・優人と優希といっしょに、まずは全国少年サッカー大会で優勝を目指す!!1対1の躍動感!ゴール前の緊迫感!絶妙の連携プレーを成功させたときの高揚感!サッカーの醍醐味がここにある。…だが苛酷なる運命は、少年を翻弄する……衝撃的展開の本格サッカー大河ロマン堂々開幕!!

(引用;ebookjapan.yahoo.co.jp)

ポイント

この漫画は、天才的な才能を持った一条龍は全日本少年サッカー大会・埼玉県予選で同年代のライバルを破って見事優勝を遂げる。そしてJリーグクラブのユースからスカウトを受ける。
しかし、その帰り道車に惹かれそうになった優人をかばおうとした勢いで脇道の階段から転落し、大怪我をするという展開で物語は本格的にスタートする。
長い期間のリハビリを乗り越えてのボールタッチの感覚の違いや、体力であったりと怪我をした選手ならではの苦悩が前半部分では描かれていて、それでも懸命にもがく龍に思わず熱くなる。
サッカー面に至っては、強いパスの重要性やメリット、さらにはシュートの角度やドリブルの角度といった細かな部分もしっかりと描かれていて迫力を持っているので面白い。

第3位 エリアの騎士

エリアの騎士の評価
面白さ
(5.0)
満足度
(5.0)
現実感
(4.5)
総合評価
(5.0)

「エリアの騎士」は伊賀大晃原作・月山可也作画で、週刊少年マガジンにて2006年21・22号併号から2017年17号まで連載されました。
全498話で57巻が発売されています。
また2012年1月から9月に渡ってはテレビ朝日にてアニメも放送された作品です。
また、元日本代表の岡崎慎司や中村憲剛、なでしこジャパンの岩渕真奈らも愛読していたようで、さらに作中には高原直泰や大久保嘉人といった侍ブルーに名を連ねる選手たちも登場したりします。

 
トップ選手も大絶賛!!これぞ本格サッカー漫画!“日本サッカーの至宝”“U-15の天才エース”と呼ばれる兄・逢沢傑(あいざわ・すぐる)に憧れながらも、とある過去の呪縛によって、マネージャー職に「逃げ」てしまった元FW(フォワード)の駆(かける)。人前ではボールを蹴れないそぶりを見せつつも、本当はサッカーをしたくてたまらない――。ジレンマだらけの駆だが、「お前は世界レベルのFWになれる!」という檄(げき)を浴びる。……厳しくやさしい「言葉」の主は、いつも仰ぎ見る兄だった!!

(引用;ebookjapan.yahoo.co.jp)

ポイント

この漫画は主に高校サッカーを舞台とした作品です。
おすすめのポイントとしては、この作品はサッカーのことはもちろんですが、それ以外の話も非常に読み応えがあって面白いということです。
例えば、兄の傑が死んでしまって、その心臓を受け継いだ駆の思いであったり、セブンとの恋の行方であったり。
もちろんその他にも、様々な特徴を持ったキャラクターたちが登場してくるので、読み進めるに連れて面白くなっていきます。
そして、美島奈々が日本代表に選ばれる程の腕前の持ち主であるため、サッカーを知っている。という設定のため、それぞれの場面において起こったプレーやその凄さ、戦術などについて詳しく説明をしてくれるので、そういったことからも、知らないという人にも楽しめる作品になっていると思います。
また、単行本には巻末で描かれている番外編があるのですが、ここではこの物語が始める前の傑の過去などが描かれているなどしているため、個人的にはお気に入りです。

第2位 アオアシ

アオアシの評価
面白さ
(5.0)
満足度
(5.0)
現実感
(5.0)
総合評価
(5.0)

 
「アオアシ」は現在(2019年8月21日)、ビックコミックスピリッツにて2015年6号から連載がなされている小林有吾の作品です。
また、取材・原案協力としてスポーツライターの上野直彦がサポートとしてついている。
2017年には2017年マンガ大賞第4位に選ばれ、9巻発売時には総発行部数が100万部を突破し、17巻の時点では300万部を超えるヒット作である。

 
愛媛に暮らす中学三年生・青井葦人(あおいアシト)。粗削りながら、強烈なサッカーの才能を秘めているアシトだったが、まっすぐすぎる性格が災いして、大きな挫折を経験することに――― そんなアシトの前に、東京にある強豪Jクラブ「東京シティ・エスペリオン」のユースチーム監督・福田達也(ふくだたつや)が現れる。アシトの無限の可能性を見抜いた福田は、東京で開催される自チームのセレクションを受けるよう勧めて!? 将来、日本のサッカーに革命を起こすことになる少年の運命は、ここから急速に回り始める!!

(引用;ebookjapan.yahoo.co.jp)

ポイント

この漫画は、「Jユース」を本格的に舞台としているサッカー漫画ではあまり見ない珍しい作品です。
しかし、そのため新鮮味があって非常に面白い作品です。
さらに、そもそも「Jユース」とはセレクションがあって非常にレベルの高い選手が集まるチームですので、高い次元での争いやぶつかり合いが見られます。
さらに主人公である葦人が視野広さと想像力からサイドバックをするというのも、この漫画の特徴としてあると思います。
そのため、サッカーを知っているという人には非常に共感できて読み応え抜群だと思います。
そして、もう一つの特徴が高校サッカーとは違った「Jユース」にある生活が忠実に再現されているということです。
例えば、セレクションもそうですが、飛び級であったり、土日に試合があるため月曜日がフリーであったりと「Jユース」だからこそ見られる特徴があります。
また、スポーツライターの上野直彦が作中のサッカーの描写をサポートする役目として協力していることもあり、パス・シュート・ドリブル・ポジションや対人といった細かな部分までもがリアリティや迫力を持って表現されているので非常にクオリティが高い作品となっています。

第1位 GIANT KILLING

GIANT KILLINGの評価
面白さ
(5.0)
満足度
(5.0)
現実感
(5.0)
総合評価
(5.0)

 
「GIANT KILLING」は原案・取材協力は綱本将也、作画・ツジトモの作品です。
モーニングにて2007年6号から連載がスタートし、現在(2018年8月21日)で52巻が発売されています。
また、2010年4月にはNHKでアニメ化がされ全26話が放送されました。
ちなみに、タイトルの「GIANT KILLING」は「番狂わせ」「大物食い」の意味があり、実力差がある格上の相手に対し、格下が勝利を上げた場合を指します。
この作品に出てくるクラブ名は、リーグ戦ではすべてJリーグクラブの名前をもじったものが主体となり、海外チームに関しては実名のまま使用されている。
第二回とらのあなコミック&ノベル大賞受賞。「このマンガがすごい!2008」オトコ編第6位、「このマンガがすごい!2009」オトコ編第3位、第34回講談社漫画賞一般部門を受賞した作品です。

 
本当にいい監督はゲームを面白くしてくれる!達海猛(たつみ・たけし)、35歳、イングランド帰りのサッカー監督。好物は大物喰いの大番狂わせ=GIANTKILLING(ジャイアント・キリング)!!東京下町の弱小プロサッカークラブ、ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)の監督に就任した達海が、意表をつく戦略とカリスマ性で、負け癖のついてしまった選手、スタッフ、そしてサポーターたちにパワーをくれる!『U-31』原作者と俊英がタッグを組んだ、これがフットボール漫画の新スタンダード!!

(引用;ebookjapan.yahoo.co.jp)

ポイント

この作品は、プロのクラブチーム、そしてその監督にスポットを当てているという非常に珍しい形の漫画です。
もともと、プロに焦点を当てたサッカー漫画はあまり多くありません。
しかも、その中でチーム・監督に焦点を当てているのはこの漫画だけと言っても過言ではないと思います。
弱小クラブが強敵に立ち向かい勝ち上がっていく。
選手・フロント・ファン・サポーターといったクラブに関わるすべての人間が、ぶつかり合いや話し合いを持って一丸となり、勝利という結果に向かって突き進んでいく過程が描かれているため、まるで自分もそのクラブに関わっているような感じがして読み入ってしまいます。
また、達海の相手の弱点を突くような戦術や、選手の個性を活かそうとする戦術。さらに、弱小クラブの意識を変革するための破天荒なチームづくりや性格は独特の雰囲気がありますし、試合などでその戦術がハマって勝利したときは鳥肌が立ちますし、試合だけでない練習や、開幕前のカンファレンスと言った、普段サッカーを日頃から見ている人間にとってもあまり知らない裏の部分もしっかりと描かれているので非常に面白いです。
そして、この漫画の一番の良いところは、チームにスポットを当てているため、パスであったりシュートであったり、さらには戦術・クラブなどに加え、精神的な部分など、サッカーに関するすべての部分が、迫力を持って描かれているということです。
なので、他のサッカー漫画では見られないすべての魅力が詰まっている作品だと思っています。
そのため、この「GIANTKILLING」を1位としました。

おわりに

どうでしょうか?

今回は、サッカー経験者が面白いと思える作品を選び出し、3つの観点から順位付けをしてみました。

その中に、みなさんが気になった作品はありましたでしょうか?

現代において、サッカーをテーマとした漫画は非常に多くが存在します。

そして、これからも多くのサッカー漫画が連載をスタートして行くことだろうと思います。

しかし、今回挙げた10作品はこれからどんな作品が出てこようと絶対におすすめできる作品ばかりです。

なので、気になった方はぜひ一度読んでみてください。