デン爺
この作品は、サスペンスホラー漫画なのですが、普通の漫画と違って恐怖が度を過ぎていて、非常に面白く読み応えがある作品です。
映画化もされたほどの作品ですので、気になった方はぜひ読んでみてください。
はじめに
はじめに、「ミュージアム」について基本的なことを紹介しておきたいと思います。
概要
(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp)
悪魔の蛙男、“私刑”執行。“ドッグフードの刑”“母の痛みを知りましょうの刑”“均等の愛の刑”“針千本のーますの刑”“ずっと美しくの刑”――。すべては、ある1つの裁判から始まった。超戦慄連続猟奇サスペンスホラー、絶望大解禁!!!
(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp)
・作者;巴亮介
・掲載誌;週刊ヤングマガジン(講談社)
・掲載号;2013年35号~2014年10号
・巻数;全3巻(完結済み)
映画化情報
(引用;映画『ミュージアム』オフィシャルサイト)
・監督;大友啓史
・出演者;沢村久士−小栗旬
カエル男−妻夫木聡
沢村遥−尾野真千子
西野純一−野村周平
菅原剛−丸山智紀
・公開;2016年11月12日
・興行収入;15億円
「ミュージアム」のおすすめポイント!
さて、ここからは漫画「ミュージアム」のおすすめポイントを紹介していきたいと思います。
ポイントは全部で2つあります。
もちろん、「まだ読んでいない。」という人のためにネタバレは防ぎますので、安心してください。
①最高のホラーサスペンス。
まず、1つ目に挙げられるのが、やはり「恐怖」ということです。
この作品は、「恐怖」がすごいです。
ある倉庫で女が殺されていることが発見され、主人公である刑事・沢村久士が捜査を始める。
(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp)
というところから物語は始まるのですが、その殺され方が「犬に食われて殺された。」というすごく気持ち悪い殺され方であると判明します。
そして、その捜査もままならない中で、2つ目の殺人事件が起こります。
こちらは、殺され方ももちろん気持ち悪いのですが、この殺人では、初めて犯人である「カエル男」が登場します。
その見た目ももちろんのこと、行動がめちゃめちゃ怖いです。
特に、初めて「カエル男」が出てきたときには、その登場の仕方に、鳥肌が立ちました。
(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp)
犯人が分かっている。というのはサスペンス漫画では珍しいことですが、これはサスペンス・ホラーです。
あえて、犯人がわかっている。しかし風体が「カエル」という不気味な出で立ちとすることで、読んでいるものにとっては、犯人がが分かっていないことよりも恐怖を感じます。
つまり、犯人を不鮮明な形で登場させることによって「ホラー」の部分を作り出しているんですね。
また、刑事の沢村久士に焦点を当てた物語である。ということも影響しているでしょう。
先程、犯人は分かっている。と言いましたが、それは犯人は「カエル男」である。というだけで、その他のことは何も分かりません。
そのため、「カエル男」は何をするのか、どこに現れるのか分からないため、常に警戒が必要なのですが、
それでも殺人を止めるために、沢村は「カエル男」に向かっていかないと行けないのです。
そのことから、その警戒によるドキドキは伝わってきます。
しかも、それでいて「カエル男」が神出鬼没でふとした瞬間に出てくるのも、読者に恐怖を感じさせより楽しませてくれる要因となっていると思います。
これらのことが、物語の初めから最後まで終始繰り返されていくので、まさに息もつかせぬ展開が続きます。
そのため、この作品は最高のホラーサスペンスであるということが出来ます。
②3巻完結
(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp)
この作品のおすすめポイントとして2つ目に上げるのが「3巻完結」ということです。
文字通り3巻しかないので、非常に読みやすい作品になっていると思います。
また、私は、読み出すと「ミュージアム」の世界に引き込まれましたし、続きが気になって一気に読んでしまいました。
しかし、それができたのも3巻で完結していたためですし、皆さんもこの作品を読むと絶対に手が止まらなくなると思うので、短いからこそおすすめです。
また、短いからこそ、謎の解明や事件の解決に向かって一直線であり、無駄な描写や展開がない分、ぎゅっと内容が詰め込まれているので読む応えも抜群です。
そして、そのことから1つ目のおすすめポイントでもある「恐怖」が常にそばにあり感じることができるので、まさに「短い」ということが全面的にプラスになっている作品だと思います。
ちょっとした休みに、また、ふとした時間に「ミュージアム」を読んでみてはいかがでしょうか。
きっと内容の濃い「合間の時間」を過ごせると思います。
おわりに
これらが「ミュージアム」についておすすめできるポイントです。
もちろんこの他にも、知ってほしいことはたくさんあります。
しかし、ネタバレになるのでやめておきます。ですが、これだけは知ってほしい。
「ミュージアム」は絶対に読むべき作品であるということを。
これを読んで満足しなかった人はいないですし、なにより「恐怖」というキーワードの中で、一番やばいのがラストの1ページです。
この文言にはゾクっとしますし、最後の最後まで楽しめる良い作品であると思います。
まだ読んだことのない人は絶対に読んでみてください!