【感想】「1/11(じゅういちぶんのいち)」ってどんな漫画?

デン爺

今回は、言わずと知れた名作漫画「1/11 じゅういちぶんのいち」を紹介したいと思います。

(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)

はじめに

「1/11 じゅういちぶんのいち」は高橋尚儁の作品でジャンプSQ.19の2010年創刊号から2011年冬号。その後ジャンプSQ.に移籍し、2012年2月号から2012年12号まで連載されています。そして、第二部が2013年5月号から2014年7月号まで連載され、全9巻が発売されています。

また、小説「1/11 じゅういちぶんのいち 行く春」が1冊発売されています。

さらに、安藤ソラの高校時代の話は監督・片岡翔、主演・池岡亮介で2014年に映画化もされています。

あらすじ

安藤ソラは自分の才能に限界を感じたことから、中学卒業と共にサッカーを辞め、高校は勉強に専念するつもりでいまいた。


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そんな彼の前に女子日本代表の若宮四季が突然現れます。


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彼女はソラにさまざまなアドバイスを残し、サッカー部の引退試合で躍動する彼の姿を見届け去っていきました。

しかし、引退試合からの帰宅後、ソラは、四季の死と彼女の過去にまつわる衝撃の事実を知ります。


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そして、ソラは四季の残した思いを胸にサッカー再びすることを決意します。


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作品の感想と特徴

この作品の特徴は、安藤ソラの小学校から、高校、そしてプロになって引退するまでのサッカー人生が描かれています。

しかし、物語の主人公は安藤ソラではなくソラという一人のサッカー人生にかかわった様々な人達が主人公となって描かれという珍しい展開です。


(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)

一つ一つの話が独立していますが、軸にはソラがいて、脇役にだったり、重要人物だったり、はたまた赤の他人として登場し、主人公や周りに影響を与えていきます。

そして、ソラのサッカーに対する気持ちや情熱が、次々とみんなの人生を変えていきます。


(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)

そのため、毎話ごとに主人公が違って物語の視点は変わっていきますが、じんわりとつながりがあります。ソラを巡る様々なドラマが時空を超えて紡がれていきます。

そこが、この作品のなんとも言えない面白い部分です。

また、もう一つの特徴としては、ソラの夢です。

普通、一般的なサッカー漫画の夢で言うと「ワールドカップ優勝」や「国立」なのですが、ソラの夢は「チャンピオンズリーグで優勝し、世界で最強のチームの1/11になる」ということです。


(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)

以前のソラはドリブルばかりで一人でサッカーをやっていました。

そのため孤立し、やめてしまう原因となっていました。

しかし、若宮四季の言葉に影響を受け周りと協力することを大切さに気付き、ソラは「世界で最強のチームの1/11になる」ことを目標にサッカーを続けます。

そんなソラの、自分ではなくチームのため、周りの人たちを思う気持ちや行動に熱くなります。

また、絵も落ち着いていて清新な筆致で描かれているため非常に感動できる作品です。

しかし、問題点を挙げるならば、登場人物の見分けが難しいキャラがいるということでしょう。

女の子は見た目もキャラ設定や雰囲気も似ているキャラが多く、沢渡と篠森は特に見分けが難しいです。

さらに、ソラのサッカー人生を軸として、幼少時代、中学時代、高校時代、プロ時代が描かれているのですが、時代が行ったり来たりとごちゃ混ぜで描かれています。

そのため、学生時代と大人になってからなど飛び飛びになって急に出てきたりするので、そこも難しくなっている点として挙げれるでしょう。

ですから、この作品を読むときはじっくり、味わって読んでください。

各話の主人公の変化や活躍、そして、若宮四季の想いを受け継いだソラの想いや行動にきっと感動し、涙をこぼしてしまうでしょう。


(引用;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/)

おわりに

個人的に好きな話は、第7巻に掲載されているJacob Creswell(ジェイコブ クロスウェル)編です。

プロになりイングランドのランべスに移籍したソラですが、オーナーに嫌われチームから干されてしまいます。

しかし、ソラは諦めず努力を続け、スタメン選手の累積などもありチャンピオンズリーグの準決勝に出場することとなります。

誰もが、ソラは自分のアピールのため頑張ると思っている中、自らが干されていたにも関わらず、ソラのチームが勝ち進める、決勝に行くための周りに対する行動やプレーに鳥肌が立ちます。

それぞれの巻末には高橋尚儁の今まで掲載された、読み切りのギャグ漫画も載っているのでそちらも楽しんでください。

映画も加えて、是非一度手に取ってみて下さい。

一話読んだら、あなたも「1/11(じゅういちぶんのいち)」にはまってしまうこと間違いなし!です。