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『放課後さいころ倶楽部』アニメ感想文

女の子の関係性に見る『放課後さいころ倶楽部』の魅力

 近年、アニメ・漫画業界は百合ブームです。百合とは女の子同士の恋愛のことです。実際には恋愛描写がなくても女の子の友達同士が仲良くしている作品はそれだけで「萌え」「癒し」を視聴者に提供しているわけです。それこそ10年以上前から「けいおん!」のように女の子が仲良くしている作品はアニメの覇権をとってきました。

 アニメ『放課後さいころ倶楽部』の魅力は作品の中の女の子同士の関係性にあります。第1話で主要人物となる3人の女の子が登場し、ボードゲームを通じて友情を深めていきます。

 1人目は武笠 美姫ちゃん。人付き合いの苦手な主人公です。

2人目は高屋敷 綾ちゃん。スキンシップが激しい女の子です。綾ちゃんが美姫ちゃんに帰り道に声をかけるところから物語が始まります。

3人目は大野 翠ちゃん。真面目なクラス委員長です。美姫ちゃんと綾ちゃんが翠ちゃんのあとをつけてボードゲームカフェ「さいころ倶楽部」にたどりつくことからすべてが始まるわけです。

関係がうまくいく3人組は、クール、キュート、パッションの役割をそれぞれが担っているという説が以前Twitterで話題になりました。クールな翠ちゃん、キュートな美姫ちゃん、パッションな綾ちゃんで見事に当てはまっていますね。

3人はとても仲が良くてそれだけでもほっこりするのですが、2人ずつの関係をとっても見ていて幸せな気持ちになります。

美姫ちゃんにとって綾ちゃんは初めてできた友達です。

翠ちゃんは美姫ちゃんをとても気にかけていて(本当は優しいけど顔が)怖い店長に怯える美姫ちゃんをチームになって助けてあげたりしていました。5話で旅館に泊まった時、顔を赤らめる翠ちゃんが印象的でしたね。

綾ちゃんは翠ちゃんにも激しくスキンシップをしますが、翠ちゃんは軽くあしらいます。このツンデレ感がまた良い。

8話でエミーリア、通称エミーというこれまた可愛い女の子が登場し、レギュラーキャラに。つまり、4C3=6通りの関係性が生まれるわけです。特にエミーと翠ちゃんはボードゲーム作家を目指す者同士の絆や、ゲームの中で夫婦役を演じる場面が描かれ非常にテンションが上がります。

他にも、綾ちゃんのお姉さんの花さんやマキさん、生徒会の渋沢先輩などとの関係性にも注目です。女の子たちは可愛いので女の子たちに惚れる男の子も出てきますが、完全な片思いなので、地雷臭はありません(笑)

 ボードゲームが描かれていますが、ルールを全く知らなくても作品の中で説明してくれますし、延々ゲームばかりしているわけではないので冗長さはありません。基本的に1話完結なので気軽に見てください。

書いた人:吉良瀬 春